「なにも無いことを確認する為」だけ、の旅だった


北海道・美瑛には観光スポットとして様々な樹木が点在していて、赴くまま適当に切り取ってもそれなりな絵になってしまう風景だらけなのだが、やはり彼の地でひっそり観光ルートから外れ佇むここの木の存在感だけは相変わらず圧倒的であり、狭い丘陵を抜けて視界が開けたところに飛び込んで来るあの一帯の景色は、他の風景では味わえない一線を画した空間が存在しているなあと、6年ぶりに訪れてみて改めて実感した。そういうことでM.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0をなんとなく購入してしまい、そのまま気持ちが北海道に向かったのでぶらり美瑛の旅です。







どこを見渡してもXPの壁紙だらけみたいな感じなのよなー。



四季彩の丘。結構咲いてるっぽいけどよく見ると枯れまくりだった。夏に来なきゃダメなんだそうだ。あと土産物屋さんでずっとミニマルテクノがかかってたのが気になりました。







ケンとメリーの木



セブンスターの木



マイルドセブンの丘







クリスマスツリーの木



そしていわゆる「僕の手紙」である。数年前にもう既にやぐら等は撤去されている事は知っていたが、いま現在どのような状態になっているのかをこの目で確かめるべく、美瑛から石狩・無煙浜へと向かったわけである。想像してた通りの殺風景な海岸でいろいろ沁みた。



おそらくやぐらの一部と思われる残骸が一本残っていた。




本当に殺風景な場所ではあるが、静寂が支配するこの海岸でぼんやり二階堂のCMのような散策気分を味わうのも中々よいものなので、訪れる価値はあるかと思う。ただ本当になにも無いので過度な期待はしないようくれぐれも。どうしても行ってみたいという奇特な人はこちらのブログで無煙浜までの道中があるので参考までに。ということで、2012年10月現在の「僕の手紙」はこのような状態でありました。




以上、ぶらり広角の旅でした。