知らないほうが良かった

クリスマスにカナル型KH-C701っていうどうみてもER-6のOEMにしか見えないヘッドホンを14,800円で買った。買ったった。デフォルトで装着してある2段キノコ型のチップで聴いてみたら、あまりのスカスカな音の鳴りっぷりにマジで血の気が引いたりして泣いたんだけど、どうやらオレの耳にはこのキノコ型のチップは合わないらしく、別に付属してるスポンジタイプのチップに交換したらピッタリと耳にハマってくれてそして同時に世界も変わった。


カナル型のヘッドホンは今回初めて買ってみたわけなんだけど、MDR-E888やATH-CM7Tiなどのインナーイヤー型のヘッドホンとは全く別物な製品なのな。単純にどっちが良い悪いっていうんじゃなくってなんつうか鳴り方そのもの違いすぎるっていうか、んー。とりあえずKH-C701の音を聴いてみた今、わりと解像度が高めだと思ってた888の音が実はひたすら濁ってこもった低音に聞こえたり、クリアだと感じていたCM7Tiの中高音域の鳴り方がイマイチ薄っぺらいモノに思えたり等々いろいろ違いが多すぎて困った。あといちばん困ったのがソースによっては192kbpsと320kbpsでの音の違いが感じられたりすること。今まではそんな違いなんて認識出来たことが無かったんだけどなあ。 いま手持ちのデータの殆どを192kbpsで統一してんだけど、なんかもう320kbpsで録り直したくて気持ちが悪い(;´Д`)なんならもうロスレスにするかくらいの。ホント、知らない方が良いっていうのはこういうことなんだなあと痛感した。


最近「HD30GA7 ヘッドホン」で来る人が多いのでこういうKENWOODのヘッドホンもあるよということでとりあえず書いてみたけれど、タッチノイズや装着して歩きながら聴いていると歩くたびに振動が鼓膜を直撃したり、静かな場所だと我がのハートビートや呼吸音までダイレクトに脳へと響くなど思い切りデメリット満載なのがカナル型なんだけど一度体感すると元には戻れない音が鳴ってたりするので色々悩んで下さい。