菊池桃子のアルバムを買って

ついでに前から気になってた安達祐実の「Viva! AMERICA」を700円の新古品で買った。参加作家陣が豪華!豪華!っていうことでおなじみの。


このアルバムの聴きどころは、豪華参加陣が提供したポップな楽曲を安達祐実がことごとく殺していくところにある。殺して殺してそして自分のモノにしている。そういう世界の作り方もあるのかと唸った。


とりあえず1曲目の英語で朗々と歌い上げるアメリカ国歌に700円の価値は見出したものの、やはり根本的に安達祐実はラップ以外の歌は向いてないんだなと思った。普通の歌い方が出来ない。やはり希代のアイドルラッパーとしてその名を馳せた「どーした!安達」路線しか彼女が活かされる道は無いんだろうなあ。いまこそ「どーした!安達」の続々々編が聴きたい。


菊池桃子は「OCEAN SIDE」「TROPIC of CAPRICORN」「ADVENTURE」がそれぞれ100円で売っていて、そういや以前にid:ozakenさんが角松でオメガトライブなVAPレーベル独特の打ち込みがって書いてたなあってのを思い出したんで買ってみた。確かにVAP独特というか派手すぎず控えめな打ち込みサウンドが展開していて、アイドルのアルバムにしては実に丁寧な作りのシティポップサウンドで驚いた。菊池桃子は「ロック」だとばかり思っていたからなあ。