ニューミュージックの葬式

MIZUHOさんは今日、ハタチになりました

のちに細野御大にそう揶揄された「ALL TOGETHER NOW」という吉田拓郎の司会で1985年に開催された、今ではちょっと考えられない規模とメンツで行われたイベントについて、ノン・スタンダードやモナドといったレーベルの設立や、また後のフリッパーズやトラットリアレーベルにおいても中心的存在として深く関わったプロデューサーの牧村憲一氏のブログにて当時の事が語られていたので興味深く読んだ。ノンスタの話とかもあるよ。


Once a week 繋がる音楽
http://blog.goo.ne.jp/redhotvest/d/20061210
http://blog.goo.ne.jp/redhotvest/d/20061211
はっぴいえんどのライヴは音がいかにもYMO以降なサウンドになってて面白いよなあ。ドラムがシモンズっていう。シモンズを叩く松本隆(;´Д`)これリアルタイムで見てたファンはこういうアレンジをどう思って聴いてたんだろうな。いま聴くとこれはこれでアリって素直に言えますけど。あと個人的には戦メリで始まってダウンタウンボーイや京城音楽などをメドレーでやったサディスティック・ユーミン・バンドと、そこに小田和正財津和夫を加えた「今だから」はかなり好きだ。今でも当時FMでOAされた音源をよく聴きます。もちろんこの音源はインターネットを駆使して見つけたモノです!必死で泣きながらIMをやりとりして譲って貰いました!だからWinMXはやめられない!!!!!!!!!それにしてもなんでこの曲は未だにCD化しないんだろう。このライヴ音源でしか聴いたことないからスゲえ欲しい。一体なにが障害になってんのか。もうさあこの際、配信音源でも何でもいいからとっとと再販しろよーって常に思う。


この日再結成したはっぴいえんどのライヴ音源はCDとして残ってますけど、その他の出演者の音源とかってどうなってんだろうな。いま発売するとなると相当手間が掛かりそうではあるけれども。

記録用の映像が残っているという噂については、後日友人土橋さんからこういうお話を聞きました。

「この時の映像、資料用としてでしたら某局に保管されています。ただし門外不出。あくまで資料用ですのでO.A.できるような内容ではないそうです。照明などもきちんとあたってなかったりとか。

以前あるCS局の開局記念番組で、それまでの日本の音楽史をこのイヴェントから遡って検証するというものがありまして、その時に協力した関係で色々と制作会社の方にそのありかを調べて頂きました。が、結局映像は使えず、代わりに僕の私物であるイヴェント・パンフを国立競技場をバックに映し、亀渕さんのコメントを挟むという編集になりました。」

やっぱ映像もあるんだ。


このイベントでは名だたるミュージシャンが出まくってるわけですけど、中でも武田鉄矢はひときわ光ってるなと思う。求められているモノを分かっているというか非常に分をわきまえたパフォーマンスというか、このメンツに混じって正々堂々と音楽をやっても仕方がないだろうという潔さが素敵。


武田鉄矢 - ALL TOGETHER NOW
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このあとラジオ体操やったらしい(;´Д`)