虫ふたをようやく


ここ二ヶ月くらいずっとラスボスで詰まっていてなかなか膠着した状態から抜け出せなかったんだが、ようやっと虫ふたをクリアすることが出来ました。もちろんver1.5のオリジナルモードですけどね。一番ラクなモードらしいですけど。そもそもCAVEブランドのシューティングを今まで一度もクリアした経験がなく、いつかは一度くらいCAVEのシューティングを…と思っていたのでとても感慨深い。持ってたカメラでつい記念にとエンディング画面を撮っちゃうくらいちょっとキモい感じにテンション上がっちゃってっつーかゲームをクリアして「っしゃあああ!!」ってのとガッツポーズ的な何かを筐体の前でキメたのって生涯初ですよね。周りに誰もいなくてホントに良かった。まあでも長い道のりだったわー。とりあえずこれでようやくシューターの端くれ程度にはなれたかな、と思いたいです。虫ふたブラックレーベルが出る前にクリア出来てて良かった。因みにシューティング技能検定によるゲーマー年齢は21歳です。それがどの程度の腕前なのかイマイチ分からないんだけど。てかこのゲーム出先で一度やっただけなんだけど面白いよねこれ。近場に置いてあったらやり込みたいんだけどねえ。関係ないけど21歳っていちばんゲームから遠ざかってた時期だわ。


サントラを買ってから虫ふたが置いてある店を探してやり始めたので、正味半年くらいは掛かったような気がする。最低でも週に一回はやりにいくようにしていたんだけど、大体いつも帰宅途中でしかも閉店間際に駆け込んでたので誰もやってる人がいないんだよね。人のやり方を参考にしたいんだけどなかなか立ち会う機会がない。で、たまに誰かやってるなあと思ったらウルトラモードとかなので全く参考にならない。つーかウルトラだとかマニアックだとかの変態プレイに興じてる集団に混じってひとりオリジナルモードで割り込むのっておい今どきオリジナルって何なのコイツ早く死ねよクソがといった殺気を浴びせられている感じがして落ち着かないから後ろに立つんじゃねええええええええええええ!!!!!だからプレイスタイルはかなり自己流。未だに琥珀が大量に出る条件とかサッパリ分かってない(;´Д`)謎だわー。まあ自己流っつってもいわゆるアチョー避けが基本スタイルなんですけども。シューティングに関しては昔っからそんな行き当たりばったり。敵の出現位置とかパターンが覚えられないんだよなああああ。敵が出てきてから右往左往で対処するっていう。未だに最終面は泣きながらアチョー全開ですよ!なのでラストの1up取得がいつまで経っても安定しないんだよねー。


そんでまあ半年もやってて感じたのは、弾幕STGって思ってたほど難しくないんじゃね?ってこと。つーかCAVEのシューティングよりツインビーヤッホーの方が絶対難しいよね!弾幕よりときめきレーザーのがツラいっての。まあ難しさの質が違うわけなんだけどもあれは。弾幕STGって画面が弾で覆い尽くされる絵面に一瞬のまれそうになるんだけれど、でも分かりやすいくらいにそれぞれの弾筋に抜け道が用意されてるんだよね。そこさえ見極めれば画面を覆う派手な弾幕にも、焦って意識が散漫になることもなくなる。あとは画面全体を広く見ることだな。どうも自機ばかりを中心に見ているとこぢんまりした動きで対処してしまいがちで、大量に自機をめがけて弾が飛んで来るシーンなんかでは、気がつけば隅に追いやられて逃げ場を失うっていうのがよくあった。ある程度視野を広くとって、時には画面上部も使って大きく動くのもアリだなと。弾幕系は大胆に動く方がむしろ死ににくいよね、というのが半年かかっての成果でした。もう最終面はぐるぐる回って動いてる。ステージ自体もぐるぐるスクロールしてるけど。しかし最終面の曲はテンションあがりますね。サントラで聴いてた時はなんだか女子十二楽坊的なアレンジに聴こえて正直どうなのと思ってたんだが、プレイしながらだとかなりグッと来た。やっぱ現場で聴かないとダメだねー。つーか並木サウンド全般に言えるんだけど、アルバムで聴くよりも筐体からの出音に最適化されてるような気がする。キラキラ系の上モノと太いキックがうるさいゲーセンの中でもチャンと聴き取れるからなあ。よく出来てるわ。


まあそれにしてもこの歳でゲーセンで何かひとつゲームをクリア出来るとは思ってなかったのでなんだか妙な気分。つーか最後にゲーセンで何かクリア出来たのって多分グラIV以来だと思う。いったい何年前なんだよ。まあそんな頃から比べるとゲーセン自体もずいぶん様変わりしていて、今回の虫ふたで久しぶりにゲーセン通いを始めて実感したけど、今はe-AMUSEMENTのようなカード対応のゲームが当たり前になってるのな。すっげー今更だけど。そんでなんかあっという間に終わるゲームが多い。オトメディウスやってみたら3面で終了させられたのでかなり驚いた。昔みたいにサンダークロスを延々一日かけて何周もやってたような、シューティングって尿意をもよおした時がゲームオーバーだと思ってた世代としては今のゲーセンの仕様は大胆すぎる。


かといってそんな旧時代のプレイヤーに合わせたゲームばかりだとゲーセンもやってられないわけで、だからカード対応のゲームでデータ記録やキャラ育成等々でプレイヤーを繋ぎ止めるやり方ってのは、仕方ないっつうかもう時代が変わったとしか言いようがない。実際にゲーセンがどんどん潰れてってるし。虫ふたやってる間にも2軒ほど消えたよ。あと1プレイ50円だったのが100円に値上がったとこもあった(;´Д`)そういやあのあうとばぁんの2階もかなり前から縮小してんだよね。あの店だけは昔のままだと思ってたんだが。


まあそんなわけでオレもいい加減1プレイ100円に慣れようと思った。ちょっとゲーセン通いが面白く思えてきたしオトメディウスも思いのほか良かったからな。e-AMUのカードも買っちゃったよわはは。このゆるい搾取感がこわい!つーかさあ今のゲーセンって中高生とかには絶対厳しいよね。昼飯代をやりくりしてゲーセン代に充てるとかそんな程度の金額じゃ満足に遊べないゲームが多いんじゃねえの?やたら継続を求められるゲームとか多いし。湾岸とかさ。戦場の絆なんて絶対無理だろ。その辺いまの中高生はどうやりくりしてんだろ。


虫ふたを飽きずに地道にやれてたのは、今のデススマイルズにあるようなプレイヤーそれぞれの技量に合わせたレベル設定がなされていて、弾幕系が得意でないオレでもチャレンジ出来そうだなと思わせるような比較的間口の広い作りになっていたのが良かったんだと思う。間口が広いっつってもある程度シューティングを知っている事が前提ではあるんだけど、でもそういうある程度シューティングは知っている、けど弾幕系は…っていう苦手意識を持っているプレイヤーにも応えようとしている姿勢はホントに好感が持てる。って前も言ったような気がするけど。しかし弾幕系は気持ちよいね。プレイ後はランナーズハイにも似たような、ひたすら泳ぎまくった後のようなそんな心地よい疲労感を覚える。弾幕避けてる時って息止めちゃってる事が多いから単に酸欠っぽくなってるだけのような気がしないでもないが。そんなプレイ後の心地よさが病みつきになって半年も粘ってやってたところはあるな。