YMO楽曲大賞78/07

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YMO楽曲大賞78/07」とは、今年2008年に結成/デビュー30周年を迎える音楽グループ、YMOイエロー・マジック・オーケストラ)のこれまで発表した楽曲をみんなで順位付けして楽しもうという催しです。

そういったわけで、久しぶりにYMOの楽曲と向き合いつつあれやこれやと聴き返して投票してみました。しかしなかなかこれだ!という楽曲を決めることが出来ず、いや「YMOで好きな曲ってなに?」とか言われましても、そんなのはその日その時の気分で全然揺らいじゃうわけでありまして、CASTALIA だなあ…という時もあれば、やっぱ MAD PIERROT しかねえだろバカ!という事はもう往々にしてあるわけです。なので企画的に無理で無謀なんです。基本的に。いま聴き返してて気付いたんですが SILENCE OF TIME って良いですよね。ということで、今回投票した楽曲・アルバムタイトルは、2008年7月30日現在のテンションで選ぶとこうなった的な、そんな気ままな軽いノリによって投票致しました。考えすぎても仕方ない。多分明日になったら気分も変わってるだろうし、つーかこれを書いてる時点でもう投票しなおしたくなってる!

■楽曲部門■

1位:BEHIND THE MASK / 3pts

原体験としてYMOサウンドに「反応」した最初の楽曲がこれだったので。おそらく「YMO Best Selection」で初めて聴いた覚えがある。ちょうどYMOが再生する一年前くらいだった。いわゆるアルファ商法直撃世代であります。

2位:MUSIC PLANS / 2.5pts

アルバム「BGM」の陰々滅々とした構成において一際異彩を放っている曲ではないかと思う。若かりし教授の凶暴的な側面がProphet-5を介して荒々しく且つ整然とぶちまけられている。

3位:SHADOWS ON THE GROUND / 2pts

YMO史においては珍しくブラコン/AOR的な側面が垣間見られる、良くも悪くも浮いている曲の一つ。この曲と PERSPECTIVE のどちらにしようか迷ってしまった。しかしこの曲を聴いてると Blue Film の「マンドラゴラ」も想起してしまうので難儀。

4位:音楽 / 1.5pts

おいまた教授かよ……とか選んでて思った(;´Д`)楽曲に関しては教授派なのかもしんない。そういや10年前のおしゃれカンケイでこの曲が娘さん、坂本美雨に向けたものだという事を知って驚いた。てっきり矢野さん宛ての曲だと思ってたからなあ。

5位:体操 / 1pts

現代音楽をYMOらしいユーモアさでポップミュージックに昇華したミニマルアッパー系な曲。聴き所はやはり細野御大のベースではなかろうか。いわゆる「テクノデリック」は全体的に御大のベースがカッコいい。とても不調だったとは思えないよなー。

■ライヴ楽曲部門■

1位:希望の河 [1983/12/12-13 日本武道館] / 3pts


やーこれは良いっすよ。このずーっと聴いていたくなる疾走感と高揚感!散開ライヴではこれが一番好きだな。つーか原曲より断然ライヴバージョンの方が出来が良いだろうと思える数少ない一曲。

2位:千のナイフ [1979/11/06 The Bottom Line (N.Y.)] / 2pts


YMOのライヴにおけるギターは渡辺香津美大村憲司か問題は永遠に答えが出ないところではありますが、やはり渡辺香津美であると思うわけですよ。やっぱさーフュージョンバンドなんですよ!YMOって!

3位:MASS [1981/12/23 新宿コマ劇場] / 2pts

YMOでは色々と音源がその都度発掘されてきましたけど、幸宏監修の「ONE MORE YMO」にてようやく公開されたこの音源はとても良いものでした。教授のピアノと御大の重厚なシンセベースの掛け合いがとても美しい。

4位:BEHIND THE MASK [1993/06/10-11 東京ドーム] / 1.5pts

5位:中国女 [1993/06/10-11 東京ドーム] / 1.5pts


これはメドレーアレンジになるんですけど、中国女のところでなにげにコズミックサーフィンのフレーズ挟み込む教授に御大と幸宏が嬉しそうに微笑むところが萌えポイントになっております。

■アルバム部門■


1位:イエロー・マジック・オーケストラ (US版) / 3pts

東風はもう吉田美奈子のボーカル入りじゃないとなんかしっくりこないんだよなあ。最初に聴いた東風がこれだからってのもあるんですが。なのでUS版を選んだ。1stはやはりB面のメドレー構成に尽きる。当初は楽曲部門で MAD PIERROT を選ぶつもりでいたのだが、BRIDGE OVER TROUBLED MUSIC からの流れ、その前の東風〜中国女をも含めて「一曲」としての完成度を考慮し、アルバム部門で挙げることにした。


2位:増殖 - X∞MULTIPLIES / 2pts

YMOとは一体なんだったのか?YMO現象とは?YMOらしさとは?その答えがこの一枚に凝縮されているといっても過言ではないはず。とりあえずこの一枚である種のYMOは知るには事足りるんじゃないでしょうか。


3位:COMPLETE SERVICE / 1pts

再生する少し前にリリースされたイーノ監修のライヴアルバム。ちょうどその頃にYMOを知ったのでいろいろアルバムを買ってみたかったんですけど、学生時分はお金がないのであれこれ手を出せないわけですよ。なのでこういうライヴアルバムなんてのは、ある種ベスト盤としても機能するので当時はとても重宝してました。でもこればっか聴いてたせいで、後にオリジナルアルバムを聴いた時の違和感たるやもう(;´Д`)SOLID STATE SURVIVOR とか。

■推しメン部門■


今の気分だと断然幸宏なんだよなー。