君らのトンプーに対する異常な情熱は微笑ましすぎる

Ryuichi Sakamoto PLAYING THE PIANO /05 at Osaka Festival Hall

ロビーでソトコトを「ロハスでえす!ソトコトでえす!いかがっすかあ!!」ってまるでなにかセールのような売り方をしてたのが笑えたんですが、つられてよく分からずにソトコトをパンフだと思って買ってるっぽい人もいたりして何ともはや。いやまあ、ある意味で教授のパンフになるのかも知らんけどさ(;´Д`)それでまあライヴの内容なんですが、風邪っぽくて朦朧としながら観てたのであんまり記憶にないんだけど、とりあえず「/04」「/05」からですよ。そりゃそうですね。後半はMIDIピアノと連弾で"+33"や"Riot in Lagos"などなど。戦メリはイントロを大幅にアレンジしたひねくれ仕様。なんかもうイントロで戦メリ!とスグに気付かれるのがイヤだったんだろうか。たまにこういうヘンな事するよな。


それにしてもアンコールな。もうエンドロールの映像が流れようが客電が点こうが何度も何度もひたすら拍手で求めるアンコール。そのうち各々何かを叫びだし、口々に「東風!!!!!東風やって!!!!!!」「教授ぅ!とんぷぅやってええええええ!!!!!」と堰を切ったようにそこかしこで叫び声が響き渡る狂乱模様。東風を聴くまでは何があっても帰らない!という意地汚いザ・ 関西人たちがそこに。しかし坂本龍一はそんな反応はすでに折り込み済みであるかのような様子でほくそ笑み、騒ぎ立てる観客に「ハァ?」みたいなジェスチャーかましつつ、演奏する曲は"Tamago 2004"ってそんなの知るかバカ!!!そんなヘンな曲をいきなりやられても分かるはずもなく茫然自失だった君ら。してやったりの教授。勝敗はついた。またしても大阪での"東風"は幻に終わったわけだけども、でもその頑なまでに媚びない姿勢、それこそが坂本龍一なんじゃないの?とも言えるわけで、それはそれで面白いパフォーマンスになったのかも知れないのですがとりあえず教授ちょっとオモテ出ろ。



セットリストに群がるオレら。